父親から受けた被害

この記事では、私が父親から受けたセクハラ、及び私が不快に感じた父親の行動について記します。特に、はじめの頃(小学校高学年くらい)について、ほんの一部ですが具体的なことを書きます。複雑な状況を説明しているため、分かりづらいところがあるかもしれません。また、同じような被害経験のある方、このような話が著しく苦手な方はご注意ください(途中で読むのをやめていただいても構いません)。
父が自分のしてきたことについてどのような主張をしていたか、家族の他の人たちがどうだったかについても記述いたします。

小学4年

・家族全員食卓にいる時、「公子とお父さんが入れ替わったらおもしろいね~」という話になり、父親が自分の胸に両手を当て、私を見て高い声で「私おっぱいが膨らんできたの~」と言った。
・同じく家族全員食卓にいる別の日に、海で泳ぐ話になり、父親がにやにやして「公子ちゃんのビキニ姿」と強調して言った。

小学5年

・洗濯物がかかっているピンチ(洗濯ばさみがたくさんついたもの)を父親が外から取り込んできた。家族全員そこにいて、母が「乾いているの?」と聞いた。私の上の肌着と父の肌着、私の下の肌着と父の肌着がそれぞれ隣り合わせに干してある部分があり、父親は私の下着ごとその2ヶ所を触って乾いているか確認した。
・母に髪を結んでもらっているとき、「公子かわい~い」といやらしい口調で言ってきた。
・家族で輪になって、かるたをやろうとしており、父親が私の向かいになって「やった、公子の向かいだ」とうれしそうに言った。
・女性の裸や巨乳の描写が出てくる漫画を買ってきた。(著者は一応クリスチャンであり、教会でのメッセージに使うため)
ちなみにこちら→http://jumpbookstore.com/item/SHSA_ST01C87725300601_57.html
・家族でスキー場に来て父親以外が車の中で着替えており、父親は外で手の中で何か小さいものをいじっていたが、わざわざ私が着替えている窓の前に来てそれをしていた。私が怒ると「たまたまだろ」「嫌だったらカーテン閉めろよ」と言った。
・私の下着の汚れの話を母親としているとき、父親が口を押さえてくすくす笑った。(話を始めたのは母親)
・レストランで食事をしている際、父親が変にやさしい目でずっと私をちらちら見てくる。「何ですか」と聞いたら、「雪をバックに美しいなと思って」と言った。自分の体を見ると、つなぎのようなものを着ていて胸が目立っていた。そこで私が怒り出すと、「公子けんか売ってるのか?とことんつきあったる」などと言った。

中学

・お客さんが家に食事に来たとき、母親に手伝いをたくさんやらされ「私ホステスじゃないんだから」と言うと、父親が大笑いした後、こちらを見て口を押さえ、ずっとクスクス笑っていた。
・家族と友達で出かけたとき、私、妹、友達の3人でプリクラを撮り、それにらくがきをしていて、母親がわきにいた。別行動をしていた父親が合流してきて、私たちがいるプリクラコーナーのカーテンを開け、母親と何か話した後、うはうはした顔でプリクラをずっと見ていた。帰りの車で父親が母親に、プリクラのことを何やら話したり興奮して笑ったりしていた。(後部座席にいた私は「プリクラ」という言葉しか聞こえず、何を話していたのかは詳しくは分からなかった)
・視線が気持ち悪かった。袖無しの服を着ているときや髪型が変わったときに、じっと見る、など

大学

あいさつ、アイコンタクト、会話を執拗に要求してくるようになった。

セクハラについての父親の主張

はじめの頃から一貫して私に性的な興味はないと言っていた。父親の言動が嫌だったことを後から話すと「覚えていない」「やっていない」。されたその場で言っても「たまたまだろ」などと、自分の行動を否定。
「おっぱいが膨らんできたの」の発言が嫌だったと初めて言えたのは大学生になってからでした。父親は最初は否定していましたが、後から言うには、私が小さい頃、胸が大きくなることに憧れる発言をしたことに答えたのだと。
私が父親を避けるのを「変だ」「公子が悪い、誰もが認めているんじゃないか」「俺が何をしたって言うんだ」などと、一貫して言い続けていました。父親は牧師ですが、私の父親に対する態度を、教会でのメッセージやお客さんと話しているときに笑い話として出したりもしました。
大学などで学んだことを交えて父親の行動が間違っていることをあれこれと話しても、肝心なところで「なんだかよく分からない」でごまかされ、「傷ついたのかもしれないけど、親への態度を改めなさい」と、自立するまでしつこく言われ続けました。

家族の他の人たち

母親…父親と同じ主張。最初から門前払い。「気にしすぎ」父親が「性的な興味はない」というのを無条件に信じる。父親と私の関わりを強引に促す(父に「ただいま」を言わせるために部屋から出させる)。私が父親を避ける態度をからかう。
兄…中立だと主張。
妹…大きくなるにつれて、私の気持ちを理解してくれるようになった。

やまのむこう

遠山公子の、虐待や差別問題に特化したサイトです。性差別、児童虐待、キリスト教界における問題などについて発信。

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